(2021.7.13 更新)
小規模事業者持続化補助金は4つの手順を踏んだ後に入金されます。
今回は入金されるまで必要な手順と提出書類についてまとめました。ぜひ参考にしてください。
目次
入金までの手順
小規模事業者持続化補助金が入金されるまでには、以下のような手順を踏まなければなりません。
- 交付決定された後、事業者に補助金事務局から交付決定通知が届く。
- 交付決定通知をもって、事業者は補助事業に関する発注・契約・支出行為を行う。
- 事業終了後は、補助金事務局に実績報告書や経費支出に関する書類を提出する。
- 補助金事務局が提出された書類の内容を確認・受理された後、補助金確定通知書が届く。
- 補助金確定通知書を受けて、事業者が補助金の精算払いを請求、補助金事務局から補助金が入金される。
交付決定通知が届く前に補助事業を行った分に関しては、補助金の対象になりませんので注意が必要です。
小規模事業者持続化補助金の全体スケジュールはこちらの記事を参考にしてください。
受給に必要な書類
1:実績報告書等の書類
補助事業が完了したときには、その日から起算して30日以内、または「2021年11月10日(2021年の場合)」のいずれか早い日まで(必着)に、実施事業内容と経費内容を取りまとめて提出することが義務付けられています。
提出が遅れないように努めましょう。
2:経費支出書類
補助金に関する支出については、第三者に「どうしてそれが必要だったか、どうしてその業者に依頼したのか」などを客観的に述べられることが求められます。
仕様提示→見積→発注→納品→検収→請求→支払
この流れをきちんと踏んで適切な経費処理をするように努めなければなりません。
経費支出に関する書類には、以下のものが挙げられます。
- 見積書・料金表
- 発注書・契約書
- 納品書・完了報告書・完了確認書
- 請求書
- 振り込みの控え・領収書
- その他の支出が分かる資料
領収書などの証拠書類の提出が必ず求められますので、補助事業に関する経費支出の書類は必ず整理しておきましょう。
また、証拠書類についてはコピーの提出が義務付けられています。
3:精算払請求書の提出
補助金事務局での実績報告書等の確認が終了すると、「確定通知書」および「精算払請求書」が事業者の手元に郵送されます。
事業者は、「精算払請求書」に必要事項を記入・押印の上で事務局に返送することが必要です。
その後、事業者の指定口座に補助金が入金される運びとなっています。
※上記内容の詳細は、小規模事業者持続化補助金補助事業の手引きでご確認ください。
補助金申請をまだ行っていない方は審査ポイントについて知っておきましょう。
まとめ:いつ入金される?小規模事業者持続化補助金の入金時期について【2021年版】
小規模事業者持続化補助金の入金時期は、以下の通りであることが分かりました。
- 交付決定された後は、事業を行った報告書や経費支出に関する書類と、精算払請求書の提出があって初めて補助金が入金される
- 補助金に関する支出は論理的にどうして必要だったのか説明できることが求められる
- 実績報告書や経費内容の提出には期限が決められているので注意が必要
参考リンク:令和2年度補正予算小規模事業者持続化補助金